2008-01-01から1年間の記事一覧

Bilbao Guggenheim美術館を見てきました。

一度実物を見てみたかったFrank.O. Gehry設計Guggenheim 美術館をスペイン北部の町Bilbaoまで見に行ってきました。カラトラバの設計した飛行場からバスに乗って市内まで20分ほど走り、市内に入る手前でトンネルをぬけると、その目の前にBilbao Guggenheim美…

雲中都市Marvão

ポルトガル中部のアレンテージョ地方でスペイン国境に極近いMarvãoという小さな都市があります。12世紀Afonso2世国王の時代から17世紀までにスペインとの独立戦争までの間、難攻不落の要塞都市として重要な都市のひとつでした。1000m近い岩山の頂に城壁に囲…

告白・反省

昨日、外国の建築家をお連れして東京案内をしたのですが、その際に丹下健三の東京カテドラルへ行ってきました。ここで、告白なのですが、大変お恥ずかしいことながら、私は東京に長年住んでいながら、この建物の実物をみたことがありませんでした。ずっと見…

ポルトガルの焼き栗

1か月ほど前から、町のあちこちで、焼き栗屋さんをよく見かけるようになりました。 街角で、もうもうと煙がたっているので、何かと思って近づくと、ポルトガル版「天津甘栗」というか、「焼き栗」でした。どんなものかと思い、試しに買ってみました。簡単な…

Teatro Azulを見てきました。

リスボンの対岸Almadaという街にあるTeatro Azulを見てきました。Teatro Azulとは「青い劇場」という意味で、その名のとおり建物の外観のいたるところ青いタイルが貼られています。設計者は、Manuel Graça DiasとEgas José Vieiraの二人組の建築家で、設計競…

ポルトガルのお菓子

ポルトガルで外食するところといったら、ふつうのCafé(立飲みのできる簡単な喫茶店、もちろんビールもワインも出します)やRestranteの他に、飲み屋風のレストランCervejaria(ビールのことをCervejaと言います),お菓子メインの喫茶店Pastelariaなどがあり…

Sines Curural Centerを見てきました。

リスボンからバスで2時間程の所にある鄙びた港町SinesというところにあるSines Curtural Centerを見てきました。(SinesはVasco da Gamaが生まれた街で、ここからインド航路発見の旅に出たというので有名な街です。)この建物はAreisMateusというポルトガル…

ポルトガルの教会の装飾‐ポルトガルの建築(2) ポルトガルの教会建築の装飾を代表するものに、以前にもブログで紹介したAzulejo(アズレージョ)と呼ばれる装飾タイルと、もう一つTalha Dourada(ターリャドラウダ)と呼ばれる金泥細工の装飾があります。Azu…

赤の家

新建築社「住宅特集」の「近作訪問」というコーナーで、「赤の家」を取材して下さるというお話があり、昨日、岡崎に行ってきました。取材にいらしてくださったのは、中村勇大先生。初めてお目にかかる方に、建物を見ていただくのは、ちょっと緊張しました。…

旅するということ、住むということ

人はどういうきっかけでその場所に「住んでいる」、という感覚が生まれるのか、最近気になっています。これまで調査で長期間海外に行くことはあっても、住んでいるという感覚にはなりませんでした。でも人によっては短い期間でも「住んでいる」という感覚を…

Housing and Trade complex ‘TERRAÇOS DE BRAGANÇA'/設計:Álvaro Siza Vieiraを見てきました。

Álvaro Siza Vieiraの設計したHousing and Trade complex ‘TERRAÇOS DE BRAGANÇA’は、リスボンのBiro Altoと呼ばれる地区の中でも特におしゃれなブティックや老舗の集まるChiadoという地区の一角、テージョ河側から上がる急勾配の斜路の途中、約15mの高低差…

‘TERRAÇOS DE BRAGANÇA’

[建築・都市]

ポルトガルの建築とタイル(1)

ポルトガルの建築の特徴の一つにアズレージョAzulejoと呼ばれる装飾タイルがあります。街中を歩いているとそこら中の建物の外壁が色彩豊かなアズレージョで覆われているのに気付きます。形、大きさ、使用されている建築の部位、描かれているテーマ、色彩など…

北京のヘルツォーク&ド・ムーロン

日曜日にドキュメンタリー映画「鳥の巣:北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」を観に行って来ました。数日前に新聞にかなり大きく取り上げられていて、封切り直後だったので凄く混んでいるかと早めに行ったのですが、思いのほかガラガラでびっくりしました。…

対決

上野の東京国立博物館 平成館で開催されている「対決 巨匠たちの日本美術」展に行ってきました。 人気の展覧会だとは思ったのですが、この暑い平日の午前なので狙い目かと思ったのですが、やはり結構混んでいました…。 まあ、日本美術のスターたちが一堂に会…

とうとう「マカオ」が!

地球の歩き方「マカオ」が刊行されました! 今日本屋をぶらついていたら、旅行ガイドブックコーナーの一角にいろいろなところの地球の歩き方が平積みになっていました。ふとながめていたら、なんと「マカオ」という文字が目に入ってきました!最近異常なほど…

*志水英樹先生個展開催

大学時代の恩師である志水英樹先生の個展開催の記念パーティがありました。志水先生は大学を退官後、これまで10年間、絵を描き続けており、特にヌードは約2000枚近く描かれたとのこと。また昨年110日間に渡り世界40カ国をめぐる船旅でも多くの都市のスケッチ…

東方美人茶

私はいろいろなお茶を飲みます。調査でマカオによく行っていた頃には、地元のスーパーでいろいろなお茶をお土産に買ったりしていました。マカオのスーパーでは日常品なので特にきれいに包装されているわけではありませんが、「白銀茶」「普 茶」「茉莉花茶」…

シャネルとザハ

代々木の東京体育館前の広場で開催中の、シャネル モバイル・アートに行ってきました。アートの「コンテナ」を設計したのはイラク人の女性建築家、ザハ・ハディッド。建築界のノーベル賞と呼ばれる、プリッツカー賞の受賞者である、スター建築家ですが、考え…

ゴールデンウィーク明けに始まった川崎市のマンションの改修工事が終了しました。お施主様がこれまでに収集してこられた見事なアンティークの家具にふさわしい空間とすること、清潔で機能的なキッチンとすること、が主なご希望でした。多くのマンションがそ…

青ねぎ

3月くらいからベランダで青ねぎ栽培をしています。本当は青ねぎとミニ青梗菜を育てていたのですが、青梗菜のほうは美味しそうに育つ前に黄色い花が咲いてきてしまって失敗し、青ねぎに集中することにしました。3月に植えた方は収穫するまで2ヶ月くらいかか…

「斉藤助教授の家」見学会

清家清先生設計の「斉藤助教授の家」が取り壊されることになり、少し前に解体前最後の見学会が行われました。なかなか普通は見ることのできない作品であったこと、最後の見学会であったこともあり、当日は400名ぐらいの見学者があったそうです。 清家先生…

再会

先日、大学院のときの先生である、レム・コールハースにほぼ十年ぶりにお会いする機会に恵まれました。まだ、覚えていらっしゃるかと心配していたのですが、一応記憶に残っていたらしく、もうハーバードで教えるのはやめた、というような話をして下さいまし…

授業開始!

先週から非常勤で教えている工学院大学の設計の授業が始まりました。課題の敷地は去年の「阿佐ヶ谷」に引き続き「荻窪」です。生まれと育ちが東京の南西側だった私は、正直中央線沿線は未知の世界で、授業の前に始めて荻窪に行ってきました。駅前をぐるぐる…

「HOMESTAR」

大学生協で「HOMESTAR」の半額セールがあり、かねてより私の母が所望していたので購入し、一足先に試してみました。「HOMESTAR」は、家庭用星空投影機で自宅の天井に星空を映し出すという自家製プラネタリウム装置です。プラネタリウム・クリエーターの大平…

きみは「番匠谷尭二」を知っているか?

先日、「番匠谷尭二」という建築家の生涯についてお話を伺う機会がありました。「番匠谷尭二」という建築家に関しては、大学の大先輩でありながら、その海外での活動に関してはほとんど知識がありませんでした。もう15年程前になりますが、ダマスカスを訪れ…

お掃除ロボット、ルンバ

私は一応主婦ですが、家事は得意分野ではありません。 住宅を設計する際でも、「使い勝手」がすべてとは思っていませんが、やはり機能面は結構気にしています。 できれば、最低限の努力で最小限の結果を得たいと、楽する道を常に模索してしまっています。 そ…

ロマンスカーMSEを試乗しました

機会があり、3月15日から東京メトロと小田急を結ぶロマンスカーに試乗しました。この新しい青いロマンスカーは、建築家の岡部憲明氏が設計されました。 子供のころ、夏休みに祖父母と箱根に遊びに行くとき、いつもオレンジのロマンスカーに乗っていきました…

御朱印集め

御朱印を集め始めてかれこれ10年近くになります。御朱印とは、元々は経文を書写し、お寺に納めた証に頂いたものでありますが、現代では、お寺に参詣し、宝印を頂くことのみを指すようになっています。私が御朱印を集め始めたのは、祖母が集めていたのを小学…

魔笛

突然ですが、最近オペラの魔笛にはまっています。 クラッシック音楽とは縁がなかったわけではないのに、今までしっかり聴いてこなかったのですが、最近まわりの影響で少しずつ聴くようになりました。で、1月に「魔笛」を聴きに行って以来、暇さえあればCDを…