授業開始!

先週から非常勤で教えている工学院大学の設計の授業が始まりました。課題の敷地は去年の「阿佐ヶ谷」に引き続き「荻窪」です。生まれと育ちが東京の南西側だった私は、正直中央線沿線は未知の世界で、授業の前に始めて荻窪に行ってきました。駅前をぐるぐる歩き回ってきましたが、程よいサイズなのに大きな幹線道路も入り込んでいたり、その横にヤミ市のなごりのような商店街のある東京では歴史のある街で、私鉄沿線に馴染んでいる私には、多くの問題点も含めて興味深い場所でした。
おまけに今回の課題は駅周辺の計画の見直し、ということで、鉄道や交通に深く関わるテーマなのです。私は鉄道マニアではありませんが、公共交通システムには非常に興味があるので、とても楽しみです。折りしも、近年は電車が見直されている状況で、今出ている東洋経済は「鉄道革命」ときています。早速読んでみたら直接は関係ないけれど、公共空間を見直すために「鉄道の時代」が各地で訪れていることは重要だと思うのです。駅ももっとこれから魅力的なスペースになりえると思うし、電車自体も「動く空間」としてもっと発展していったら、面白いですよね。鉄道先進国の日本からいろいろ発信していかれたら、もっとエコな都市が増えていくのではないでしょうか。(KM)