*志水英樹先生個展開催

KMKa2008-06-30

大学時代の恩師である志水英樹先生の個展開催の記念パーティがありました。志水先生は大学を退官後、これまで10年間、絵を描き続けており、特にヌードは約2000枚近く描かれたとのこと。また昨年110日間に渡り世界40カ国をめぐる船旅でも多くの都市のスケッチを描かれており、ヌード厳選41枚とその船旅でのスケッチを中心に今回の個展を開かれるに至ったとのことです。10年描き続けてこられたラインは潔いというか勢いがあるというか、ラインが生きているのを感じます。それも1枚5分〜10分程度の短い時間で勝負するということにも関係があるのかもしれません(志水先生曰く、モデルも難しいポーズで描き手に挑戦してくる、とのこと)。
私は大学1年の時の授業で志水先生から「ヌードを描きなさい、それも二人以上のものをかくのがよい」といわれたのをよく覚えているのですが(全然実行しなかったのですが)、志水先生の真意は「二人の人間の間の空気をいかに描くか」ということにあり、つまりそれは個々の建築も大事だが、それらの建ち方や関係性というものが大事なんだ、ということをおっしゃっていたのだと思っています。そんなことをふと思い出したパーティでした。
ちなみに、研究室卒業生一同が待ち望んでいる巨匠ルイス・カーンに関する本はもう少し先になりそうです。(MK)

個展情報:「志水英樹スケッチ展」
期間:2008.6.27−7.2 am11:00−pm7:00
場所:パルスギャラリー(東京都新宿区神楽坂2-21)
JR飯田橋西口より徒歩役6分
   地下鉄飯田橋B8出口より徒歩約4分。 
電話:03-6280-7062