建築・都市
マカオに行ってきました。2002年に調査を始めてから、かれこれ10回近くマカオに行っていますが、前回訪れた時から今回は2年近くの時間が経っており、その間にかなり巨大な大型のカジノが建設され、都市の様相が大きく変貌していました。建設段階の状況を見て…
たまたま機会があって、大学のそばの古民家O家改修工事を見学させていただきました。O家は築400年程の木造の古民家で、目黒区にありながら奇跡的に残る約2000坪ほどの周りを保存林に囲まれた敷地のほぼ真ん中にあり、現在、耐震補強を兼ねた改修工事と屋根…
二子玉川にある築40年近いマンションの改修工事が終了しました。2LDKだったマンションの壁を一部取り払い、その代りに引き戸を取り付け、ダイニング・リビングと個室を一室にしました。 もともとリビング・ダイニングは長方形の平面で、南面する長辺方向に…
一度実物を見てみたかったFrank.O. Gehry設計Guggenheim 美術館をスペイン北部の町Bilbaoまで見に行ってきました。カラトラバの設計した飛行場からバスに乗って市内まで20分ほど走り、市内に入る手前でトンネルをぬけると、その目の前にBilbao Guggenheim美…
昨日、外国の建築家をお連れして東京案内をしたのですが、その際に丹下健三の東京カテドラルへ行ってきました。ここで、告白なのですが、大変お恥ずかしいことながら、私は東京に長年住んでいながら、この建物の実物をみたことがありませんでした。ずっと見…
リスボンの対岸Almadaという街にあるTeatro Azulを見てきました。Teatro Azulとは「青い劇場」という意味で、その名のとおり建物の外観のいたるところ青いタイルが貼られています。設計者は、Manuel Graça DiasとEgas José Vieiraの二人組の建築家で、設計競…
リスボンからバスで2時間程の所にある鄙びた港町SinesというところにあるSines Curtural Centerを見てきました。(SinesはVasco da Gamaが生まれた街で、ここからインド航路発見の旅に出たというので有名な街です。)この建物はAreisMateusというポルトガル…
ポルトガルの教会の装飾‐ポルトガルの建築(2) ポルトガルの教会建築の装飾を代表するものに、以前にもブログで紹介したAzulejo(アズレージョ)と呼ばれる装飾タイルと、もう一つTalha Dourada(ターリャドラウダ)と呼ばれる金泥細工の装飾があります。Azu…
新建築社「住宅特集」の「近作訪問」というコーナーで、「赤の家」を取材して下さるというお話があり、昨日、岡崎に行ってきました。取材にいらしてくださったのは、中村勇大先生。初めてお目にかかる方に、建物を見ていただくのは、ちょっと緊張しました。…
ポルトガルの建築の特徴の一つにアズレージョAzulejoと呼ばれる装飾タイルがあります。街中を歩いているとそこら中の建物の外壁が色彩豊かなアズレージョで覆われているのに気付きます。形、大きさ、使用されている建築の部位、描かれているテーマ、色彩など…
日曜日にドキュメンタリー映画「鳥の巣:北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」を観に行って来ました。数日前に新聞にかなり大きく取り上げられていて、封切り直後だったので凄く混んでいるかと早めに行ったのですが、思いのほかガラガラでびっくりしました。…
代々木の東京体育館前の広場で開催中の、シャネル モバイル・アートに行ってきました。アートの「コンテナ」を設計したのはイラク人の女性建築家、ザハ・ハディッド。建築界のノーベル賞と呼ばれる、プリッツカー賞の受賞者である、スター建築家ですが、考え…
ゴールデンウィーク明けに始まった川崎市のマンションの改修工事が終了しました。お施主様がこれまでに収集してこられた見事なアンティークの家具にふさわしい空間とすること、清潔で機能的なキッチンとすること、が主なご希望でした。多くのマンションがそ…
清家清先生設計の「斉藤助教授の家」が取り壊されることになり、少し前に解体前最後の見学会が行われました。なかなか普通は見ることのできない作品であったこと、最後の見学会であったこともあり、当日は400名ぐらいの見学者があったそうです。 清家先生…
先日、大学院のときの先生である、レム・コールハースにほぼ十年ぶりにお会いする機会に恵まれました。まだ、覚えていらっしゃるかと心配していたのですが、一応記憶に残っていたらしく、もうハーバードで教えるのはやめた、というような話をして下さいまし…
先週から非常勤で教えている工学院大学の設計の授業が始まりました。課題の敷地は去年の「阿佐ヶ谷」に引き続き「荻窪」です。生まれと育ちが東京の南西側だった私は、正直中央線沿線は未知の世界で、授業の前に始めて荻窪に行ってきました。駅前をぐるぐる…
先日、「番匠谷尭二」という建築家の生涯についてお話を伺う機会がありました。「番匠谷尭二」という建築家に関しては、大学の大先輩でありながら、その海外での活動に関してはほとんど知識がありませんでした。もう15年程前になりますが、ダマスカスを訪れ…
先日この場で書いた「香港・深センビエンナーレ」での展示について、もう少し詳細です。我々に与えられたスペースは、幅約2.4m、奥行き約6m、天井高約4mという、細長い廊下のような部屋でした。我々の展示は、マカオの都市形成、路地空間の紹介、路地空間…
国士舘大学工学部建築デザイン学科では1学期と2学期の終わりに、各学年の優秀作品を選んで、外部の先生を含めて講評するというSUPER JURYを10年も行っているそうです。昨日、そのSUPER JURYにゲスト建築家としてお招きを受け、参加してきました。 アメリ…