パッシブ環境デザイン

KMKa2011-05-08


GW最後の日曜日、今日は暑かったですね。
夏のようでした。
本格的な暑さに向けて、対策を考えさせられました。

去年の猛暑の記憶も新しい中、今年は節電も考えなくてはならず、暑くなるのは憂鬱です。
実は個人的には寒さよりは暑さの方がマシと思っているのですが、去年のような猛暑だと「暑さに強い」とはとても言えなくなりました。

暑い夏、寒い冬の対策として住環境にもさまざまなデザインの方法がありますが、節電や二酸化炭素の排出を抑えることを考えると、やはり特殊な機械や電気を使うアクティブ・デザインだけではなく、敷地の環境や特性(風向きや方位など)を生かすことで住環境を向上させるパッシブ・デザインを考える必要があると思います。

打ち水や簾を掛けるなど昔からのやり方が見直されています。蔓系の植物(ゴーヤ、ヘチマなど)を南向きの窓際に生やす緑のカーテンもとても効果的だそうです。夏には風通しのいい1階で過ごし、冬は機密性の高い2階で過ごすなど環境に即した行動をとることも重要です。ただ、やっかいなことにパッシブはアクティブよりお金はかかりませんが、手間がかかってしまいます。私なども楽に快適に、という習性が身についてしまったので、なかなか生活に手間をかけることを惜しんでしまいがちなのですが、快適に住まうためにできる簡単な方法をいろいろ考え、ご紹介していけたらと思っています。(写真は桂離宮の濡れた石畳です。水に光る石は見た目にも涼感がありますね。)(KM)