家の中の電力

KMKa2011-04-01

節電に努める日々が続いています。段々暖かくなってきたので、暖房に使われる電気分が減ってここ数日は計画停電も実施されておりません。最近Yahooのトップページに出ている「現在の電力使用量」を示すバーを頻繁にチェックします。これは、東電のまかない得る現在の最大電力に対して、どのくらい使用しているか、というものをパーセンテージで示しているもので、多少のタイムラグはありますが、どのくらい使用されているのか、という今までは気にもしなかったことを気にするきっかけになりました。先週の寒い日には、日中でも93〜95%程度まで上がっていましたが、ここ数日は気温がだいぶ上がり、日中は80%を少し超えるくらいに落ち着いています。このまま暖房を使わない季節になると、どのくらいまで電力使用量がさがるのか、それとも下がった分を産業界へ回すなどすると、80%前後を保つのか、総電力をどのように配分するようになるだろう、と考えています。
少し前から「HEMS」というシステムが家庭にも取り入れられるようになってきています。「HEMS」とは「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」のことで、家の中の機器をコントロールして、家庭内のエネルギー使用の最適化を図る「制御」と、家の中でどのようにエネルギーが使用されているかを「見える」ように「表示」することです。家の中にどんどん機器類が増えていき、家庭でのエネルギー使用量の増加率は、他の産業界に比べても高くなっています。これまであらゆる場面で無意識に頼っていた電力ですが、家の中の機器がどのくらいの電力を使用するものなのか、計ってみてはいかがでしょうか。例えば、コンセントと機器の間に取り付けるだけで簡単に使用電力を計ることができる装置があります。
http://www.enegate.co.jp/products/eco/eco01.html
家全体の電力使用量を「見える化」するのは大変ですが、このようなものであれば、簡単に測定でき(料金表示もされ)、CO2の排出量も表示されるので、エコ意識が高まると思います。最初に話したYahooのトップページにある電力使用量バーも「見える化」の一つで、意識することはとても重要なことです。(MK)