マンションの改修

KMKa2011-02-11

最近はマンションを改修する事例が多く、特に水廻りの改修は機能性アップに大きくつながります。つい最近、キッチンの水栓から水が漏れるので、水栓を交換する工事をしました。その時、キッチンユニットをはずしたのですが、外壁に面する部分に断熱材がありませんでした(写真を見ていただければわかりますが、コンクリートの外壁がむき出しになっています)。築年数がだいぶたったマンションなので、外断熱ということはまずないので、この部分は断熱が全くされていないことになります。そういえば、上の吊戸棚を開けても、冷たい空気が出てくるのを感じていました。どうもキッチンのユニットの付いている部分は断熱材が施工されていないようで、キッチンが寒い理由がはっきりしました。恐らく、これと同じような状況は多いでしょう。集合住宅の場合、隣の家との境は内壁なので、断熱材は必要ないですが、外部に面する壁はやはりきちんと断熱されるべきで、意外ときちんとされていないことが多いのかもしれません。マンションの改修をする際は、外観は共有部なので個人で変更することは難しいですが、内側から断熱材を張る、窓には内窓をつける、など、内部から性能をアップすることは十分可能です。壁をはがしてみないとなかなかわからない部分も多々ありますが、マンション改修の際には、デザインもさることながら、性能のアップもよく検討することがトータルで住まい環境を良くすることにつながります。(MK)