ゆず

私はゆずが好きで、この季節になると毎年ゆずを楽しみます。ゆずというと冬至の時にお風呂に入れたりしますが、私はもっぱら「食」で楽しみます。皮を細かく刻んで、鍋物や湯豆腐はもちろん、お味噌汁、炒め物、サラダ、煮物、漬物などいろいろな料理に少しだけ混ぜて食べます。いつもと少しだけ違ってほんの少しさわやかな風味が加わり、気持もすっきりするようです。先日は、ゆずの皮を細かく刻んでごはんにゴマと混ぜ、「ゆず稲荷」をつくってみました。ゴマの香ばしさとゆずのさわやかさがとてもよく合っておいしかったです。こういった微妙な風味を楽しみ、そこに季節を感じる日本の食文化はとても豊かだと思うし、ほんの少しアレンジするだけでいつもと違う味を味わえるのはとても楽しいことだと思います。
いろいろな野菜が年間を通じて食べられる便利な世の中でも、ゆずは冬しか店頭に並びませんが、冬しか楽しめないのがいいのだと思います。ゆずのない季節でも冷蔵庫には「ゆずぽんず」を常備していますが、やはりこの季節の本物のゆずにはかないませんね〜。（ＭＫ）