*立教大学のチャペルに行ってきました。

KMKa2010-02-03

先日、友人に誘われて、立教大学のチャペルのミサに行ってきました。立教大学のチャペルは、1918年にマーフィ&ダナ建築事務所によって設計された煉瓦造の礼拝堂で、東京都の都選定歴史的建造物に指定されています。立教大学のキャンパス内には、同建築事務所によって設計されたやはり同じ煉瓦造の図書館や本館があり、キャンパス内は趣のある佇まいとなっています。チャペルは、煉瓦の赤い外壁とは対照的に、白い漆喰の壁に木造の小屋組みがかかったすがすがしいコントラストの内部空間でした。
当日のミサは、男性混声合唱団による歌を主体に進行され、最後は教会堂の内部に合唱団の声が響き、かなり荘厳な雰囲気に包まれました。現代のようにテレビやラジオで常に身の回りに音がある時代でなく、今のように多様な音楽にあふれていたわけでもない時代のことを思い浮かべると、このような歌は確かに人々の心を一体にする確かな主体として存在していたことを実感しました。歌声もすばらしかったのですが、驚いたのは、合唱団を構成しているメンバーの方々の年齢層の幅が広かったことで、二十代後半〜七十代くらいの方々がいらっしゃったのではないかと思います。立場や駆け引きなく、年代を超えて共有できる世界かあるというのは、すばらしいと思いました。